春のイメージがあるいちごですが、寒いと成熟して甘くなることから、いちご狩りに行くなら1月から3月頃が狙い目!
数多くあるフルーツ狩りの中でも、「子どもが簡単に取れる位置にある」「切ったり剥いたりする手間がいらない」「大きなフルーツと違い、いくつも収穫できる」という理由から、いちご狩りは親子で楽しむのにぴったり!
そんないちご狩りの前に読んでおきたい絵本を紹介します。
かわいくて美味しそうないちごの絵本がいっぱい!
いちご狩りの前に読みたい絵本
いちごの知識がつく絵本
「いちごのつぶつぶの正体は?」「木ではなく畑にできるいちごは果物?野菜?」「いちごハウスに必要な昆虫って何?」
いちご狩りに行く前にいちごの知識を身につけておくと、いちご狩りがさらに充実!
いちごの知識がつく絵本をご紹介します。
小学館の図鑑NEO 野菜と果物
栽培や収穫体験、フルーツ狩りなど、作物に関する体験の時にお役立ちの1冊!
この図鑑を見ると、いちごがスイカやメロンなどと同じ場所に掲載されているのがわかります。
すべて写真なので細かいところまでわかりやすいのもうれしい!
本棚に1冊あると便利な図鑑です!
いちごハウスのおくりもの
ひまりちゃんが祖父母のいちごハウスのお手伝いをする絵本。
いちご栽培にミツバチが必要な理由や、空調トラブルが起きると大変だということなど、ハウス栽培ならではのポイントがわかります。
ハウス栽培のいちご狩りに行くなら、事前イメージにもぴったりな1冊!
これを読んだ5歳次男は、いちご狩りに行きたい!と早くも脳内はいちご狩りモードに(笑)
いちごばたけができたよ
福音館書店、月刊かがくのとも2010年5月号。
種を蒔かずにいちごを増やす方法って!? いちごがつるを伸ばして子どもを増やし、寒い冬を越えて花を咲かせ、やがて実が生るまでの1年間を描いた作品。
ひとつの親株から四方八方につるが伸びている姿は驚き!
こんなふうにいちごが増えていたなんて知らなかったー!
ポットくんとイチゴぐみ
福音館書店、月刊かがくのとも2015年4月号。
「いちごばたけができたよ」と同じく、いちごが増えていく様子をわかりやすく描いた絵本。
「いちごのもと」が伸びていたいちごちゃん。そこでポットくんは「いちごのもと」を植えてせっせとお世話するが、やがて植木鉢代わりの入れ物が足りなくなってしまい…。
巻末の「もっと知りたい!イチゴぐみ」には、多年草であるいちごの詳しい情報も。
「ポットくんとミミズくん」など、土に住む生き物や植物たちのことがわかる「ポットくんシリーズ」もオススメ!
いちごのつぶつぶなんのつぶ?
ビッグサイエンス・サンチャイルドシリーズ2023年5月号。
いちごのまわりにあるつぶつぶの正体は? いちごの成長の秘密を解き明かした科学絵本。
ビッグサイエンスシリーズは写真が大きく、内容もわかりやすくまとまっているので、未就学児や低学年児童の科学の導入にぴったり!
やさいのがっこう いちごちゃんはやさいなの?
かわいらしい野菜たちの学校生活を通して、野菜の知識も学べる「やさいのがっこう」シリーズ。
自分は果物だと思っていた双子のいちごちゃんのもとに、「やさいのがっこう」から入学案内が届く。これは間違いだと考えたいちごちゃんたちは、学校を飛び出したが…。
見た目や味ではなく「育つ場所」に注目し、野菜と果物の違いをわかりやすく学べる絵本。
他の果物といちごの違い、読んでいて「なるほど!」と感心することばかり!
いちごスイーツの絵本
いちごをたくさん持ち帰ったら、ぜひ挑戦したいのがいちごスイーツ!
定番の「いちごジャム」をはじめ、さまざまないちごスイーツが載っている絵本をご紹介。
レシピ付きの絵本も多いのでうれしい!
りくちゃんのいちごジャム
いとこへのプレゼントとして、りくちゃんが母親と一緒にいちごジャムを作る物語。
かわいいイラストと、いちご本来の色味がわかる写真を組み合わせているので、実際に作る時の参考にもなります。
大人向けのジャムレシピも掲載!
ブルーベリーやリンゴジャムの作り方も載っています!
クマくんのバタつきパンのジャムつきパン
クマくんがウサギくんやネコちゃんたちと一緒に、「バタつきパンのジャムつきパン」を作るストーリー。
「いちごジャムをキレイな色に仕上げるコツ」など、詳細なレシピも掲載。クマくんたちが作る美味しそうなジャムパンに、思わず自分も食べたくなってしまいます。
作中で何度も繰り返される「バタつきパンのジャムつきパン」というフレーズ、何度も口にしたくなります。
くだものいっぱい!おいしいジャム
豊富な写真と子どもにもわかりやすい言葉で、自然科学に触れることができる「しぜんにタッチ!」シリーズの1冊。
加工の原理は科学そのもの!
いちごがジャムになっていく過程が紹介され、他の果物やさつまいも、さらには牛乳などでもジャムが作れることがわかります。
幼児期の子どもたちが興味津々で読んでいたお気に入りの1冊!
いつつごうさぎのきっさてん
キッチンカーに乗って旅をしている五つ子のうさぎたちが、行く先々で美味しいスイーツを作る人気シリーズ。
その第1作目である「いつつごうさぎのきっさてん」では、いちご畑を訪れた「いつつごうさぎ」が、美味しいいちごスイーツで皆をもてなします。
物語に出てくる「ももいろくまちゃんのいちごケーキ」のレシピ付きなのがうれしい!
住居兼のキッチンカーが秘密基地のようでワクワク!
いちごパフェエレベーター
カステラさん、バナナさん、いちごさん、アイスクリームさんたちは、パティシエの案内でエレベーターに乗り込む。それぞれにぴったりのエレベーターで降りていくと、最後に残ったのはいちごさん!
最後にできあがった迫力まんてんのいちごパフェは必見です。
正直、学びがあったりレシピがついているタイプの絵本ではありませんが、純粋におもしろい!楽しい!おいしそう!という、スイーツ絵本好きのキッズにイチオシの1冊!
そのほかのいちご絵本
そのほかいちごにまつわる絵本をご紹介!
ちいさなふたりのいえさがし
ちいさなおじいさんとおばあさんが住んでいた「くるみの家」が壊れてしまう。そこで2人は、いちごやスイカ、リンゴなど、さまざまな実を使って家を作るが…。
いちごが主役の絵本ではありませんが、「実の中の家」がどれも魅力的なので、ぜひオススメしたい1冊!
いちごの家を作る時は、中身を取り出した後、おばあさんがいちごジャムを作成!
いちごばたけのちいさなおばあさん
いちご畑の土の中に住んでいるおばあさんの仕事は、いちごの実を赤く染めること。
春になる前に花が咲いたので、おばあさんは地中の水とおひさまの光を混ぜ、いちごを染めるための「赤い水」を作る。ところが雪が降ってきてしまい…。
科学的な目線では間違いですが、「いちご畑にはちいさなおばあさんがいるかもしれない」「そのおばあさんがいちごを赤くしてくれたのかもしれない」という夢とロマンにあふれた絵本です。
子どものうちに、ぜひこういうあたたかいファンタジーにも触おきたい!
きょうはおうちでいちごがり
コロナ禍の頃、インスタなどで流行った「おうちいちご狩り」が絵本に!
保育園をお休みした男の子が、お父さんと一緒におうちの中でいちご狩り! 家の中にいちごを吊るすという発想が楽しい1冊です。
コロナをきっかけに発行された「おうちほいくえんシリーズ」は現在3冊! どれも楽しくおうちで遊ぶ技が紹介されています。
のいちごつみ ばばばあちゃんのおはなし
こちらは「いちご狩り」ならぬ「野いちご詰み」の物語。四季折々の遊び方や楽しいレシピを教えてくれる「ばばばあちゃん」シリーズです。
おいしいジャムを作るために野いちご詰みに行ったばばばあちゃん。けれど「ちょっと1粒」とつまんだら、いちごはどんどんなくなってしまって…。
春の気配を感じるにぎやかで楽しい絵本です。
ばばばあちゃんのように全力で「今」を楽しみたい!
あまがえる先生 みつけてたべよう!野いちご教室
野いちご詰みに挑戦したくなったらこちらの絵本!
あまがえる先生とねずみの親子が一緒に野いちご詰みへ。実はたくさんの種類がある野いちご。色や形、生えている場所から、野いちごの種類を教えてくれます。
巻末には野いちごのおいしいレシピ付き!
自然に精通した「あまがえる先生」シリーズは、他にもあるので要チェック!
親子でいちご狩りを楽しもう!
いかがでしたか?
たくさんの種類があるいちご絵本。ぜひ親子で読んで、いちご狩りをもっともっと楽しんでください。
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