秘密の小屋に秘密の洞窟、ツリーハウスに屋根裏部屋!
いくつになってもロマンと憧れがいっぱいの秘密基地。
子どもの頃に作ったことがある人もいるはず!
親子で読んで、ワクワクドキドキする秘密基地絵本をご紹介します。
子どもと作りたくなる秘密基地絵本15選
「簡単には作れない!でも憧れる!」という理想の秘密基地から、身近な材料を使った秘密基地作りのヒントまで、さまざまなタイプの秘密基地絵本が登場!
秘密基地作りは「何を使って秘密基地を作ろうか」「どうやって作ろうか」とあれこれ工夫することで、トライ&エラーの精神が育まれることも!
子どもと作りたくなる秘密基地絵本15選をご紹介します。
憧れの秘密基地絵本
アンドルーのひみつきち
発明好きの少年・アンドルーは、家族から文句を言われない場所を求めて、自分だけの秘密基地を作ります。そこに悩みを抱えた友人たちが次々にやってきて…。
「船着き場のある秘密基地」や「楽器を思いきり演奏できる秘密基地」など、アンドルーが作り出した秘密基地はどれも魅力的なものばかり!
秘密基地への憧れと期待がぐんと高まる、高揚感にあふれた1冊です。
キッチンにヘリコプターを作ったり、ミシンを使ってメリーゴーラウンドを作ったり、アンドルーの発想力と発明力がすごい!
ウエズレーの国
街で変わり者扱いされているウエズレー。夏休みの自由研究として、庭で自分だけの「文明」を作ることに。
庭で植物を育て、その植物を使って新しい食べ物や服を発明し、寝床を作り、独自の文字まで作り出し…。秘密基地という概念にはとどまらない、新文明の誕生にワクワクが止まらない絵本です。
「常識」というものに捕らわれず、自由な発想のウエズレーに、「自分の子にもこんな探究心を!」と思う親御さんも多いはず!
我が家の子育てバイブル的な絵本のうちの1冊です
周囲から何を言われようと、自分の考えを曲げないウエズレーの強さがとにかくすごい!
ツリーハウスがほしいなら
憧れの秘密基地の定番といえばツリーハウス!
ブランコやロープがいっぱいの楽しそうなツリーハウス、本棚と寝転んで本が読めるスペースがあるツリーハウス図書館、夜空を照らす見張り小屋のようなツリーハウス……。
自分だったらどんなツリーハウスにしようか、想像力が膨らむ絵本です。
「どのツリーハウスが好き?」なんて親子で会話するのも楽しい!
おおきなきがほしい
主人公の男の子が語る大きな木の物語。
はしごをのぼった先にはキッチンがあって、そこでホットケーキを焼いて、さらにその上には見晴らし台があって、外には遠く山々の景色!
四季折々の木の上の暮らしが見られるのも、他の絵本にはない魅力!
主人公の男の子と一緒にステキな夢の世界に浸れます。
読み終わった後は、男の子と同じようにどんぐりを庭に埋めてみたくなるかも
ポポくんのひみつきち
かばのポポくんが、お友達と一緒にさまざまなことに挑戦する「ポポくんシリーズ」の1冊。
今回はみんなで協力して木の上に秘密基地を作ります。
秘密基地と言えば仲間との秘密の暗号! 秘密基地でお友達と過ごすワクワク感が味わえます。
ポポくんシリーズは、ほかにみんなでかき氷を作る「ポポくんのかきごおり」や、色鮮やかなジュース作りに挑戦する「ポポくんのミックスジュース」などがあります。
わんぱくだんのひみつきち
ひとりだったら、けん・ひろし・くみ。3人あつまればわんぱくだん!
わんぱくだんの3人が不思議な出来事に遭遇する「わんぱくだんシリーズ」の19作目。
わんぱくだんが空き地に作った秘密基地。それが猫軍団の秘密基地に繋がってしまったから、さあ大変! ハラハラドキドキの物語の行方は?
わんぱくだんの3人が、ちょっとしたはずみでファンタジーの世界に迷い込んでしまう人気シリーズ。我が家が最初に読んだわんぱくだんは、「わんぱくだんのおかしなおかしや」でした。
ドワーフじいさんのいえづくり
気難しいドワーフじいさんが家を建てることに。そこへ動物たちがやってきて、手伝うかわりにあれこれ注文をつけてきます。
しぶしぶドワーフじいさんが動物の要望を叶えているうちに、まるで家は巨大なお城のようになってきて…。
できあがったドワーフじいさんの家は、大小さまざまな部屋があって、まるで秘密基地のよう! 家が作られていく過程にワクワクする1冊です。
作者の青山邦彦さんは、緻密な建造物の絵がとっても魅力的な絵本作家さんです。他の作品もどれもオススメ!
バーバパパのいえさがし
おなじみ「おばけのバーバパパ」シリーズの1冊。
家を追い出されたバーバパパ一家は、なかなかちょうどいい家が見つからず、自分たちで家を作ることに。形を自由に変えられるバーバパパが、自ら家の型になるところは驚き!
できあがった家はそれぞれの希望が詰まった、まるで秘密基地のような住まいです。
バーバパパの子どもは7人いますが、その中で発明好きのバーバピカリは、毎回いろいろな発明品を作ってくれるので楽しい!
キャンピングカーのたび
今までの「家」から少し趣向を変えて、こちらはキャンピングカー。
車の中にキッチンがあったり、驚きの場所にベッドがあったり、キャンピングカーはまるで動く秘密基地!
軽トラックを改造した小ぶりのキャンピングカーから、シャワーまで完備した大型のキャンピングカーまで、さまざまなキャンピングカーが登場します。
5歳の次男が大ハマりした1冊!いつかキャンピングカーに乗ってみたいと夢が膨らみます。
5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん
5ひきのすてきなねずみシリーズの1冊。
住まいを失った5ひきの仲良しねずみたちは、自分たちで家を作ることに!
ゴミ捨て場から拾ってきた材料はねずみたちにぴったり。ティーカップのお風呂を作ったり、おもちゃの汽車を走らせてみたり…。秘密基地のような手作り感にあふれた家に、ワクワクが止まらない絵本です。
同じように、ねずみがゴミ捨て場から材料を拾ってきて家を作る物語が、福音館書店の「こどものとも」から発行されています。
絶版本ですが、こちらのほうが文字数が少なく小さいお子さんには読みやすいので、図書館などで探してみてください。
(2006年11月号 こどものとも年少版 ぼくらのおうち)
子どもと作りたくなる秘密基地絵本
クリスティーナとおおきなはこ
自分で作れる秘密基地の材料の定番といえばダンボール箱!
クリスティーナは母親から大きな箱をもらい、これを使って秘密基地を作ります。さらにこの絵本のおすすめポイントは、秘密基地だけでは終わらないところ!
大きな箱は城になったりレーシングカーになったり、さまざまな形に姿を変えていきます。
たったひとつの箱でもこれだけ楽しめるのだという、想像力と創造力の素晴らしさを感じられる1冊です。
クリスティーナが母親からもらった箱は、冷蔵庫が入っていたダンボール箱! それは確かに大きいー!
わたしのおうち
こちらも「クリスティーナとおおきなはこ」と同じくダンボール箱を使った秘密基地。
春の原っぱに作ったダンボール箱の家。そこから子どもの想像のごっこ遊びが始まります。素朴でやさしいイラストが、どこかなつかしさを感じさせてくれる絵本です。
絵を担当しているのは「ぐりぐら」でお馴染みの山脇百合子さん!
さんかくでいえをつくろう
福音館書店「かがくのとも」より2023年2月号「さんかくでいえをつくろう」です。
新聞紙をまるめて繋げて作った三角形! これを組み合わせていくと……あら不思議。秘密基地のような家が完成!
ひとりだけの空間を作るもよし、友達と協力して大きな家を作るもよし。自分でも作ってみたくなる秘密基地作りの工作絵本です。
なぜ四角形ではなく三角形なのか。実際に四角形でも作ってみて、三角形の強度のすごさを実感してみるのも学びに!
たろうのひっこし
箱や新聞紙、そういった特別な材料がなくても、布が1枚あればそれだけで、子どもにとっては特別で立派な「部屋」になるのだと感じられる1冊。
自分の部屋が欲しいたろうは、母親から赤いじゅうたんをもらいます。階段の下にじゅうたんを広げてみたり、出窓の下に部屋を作ってみたり、犬も入れるように犬小屋の前を部屋にしてみたり…。
最終的に、たろうはいったいどこに自分の部屋を作るのでしょうか?
秘密基地をどうやって作ろうか、あれこれ迷って足踏みをする前に、まずはレジャーシート1枚からの「特別」で楽しめばいいんだと思いださせてくれる絵本です。
家をせおって歩く
究極のひみつきち、それは背負って歩ける移動式の家!
アーティストの村上慧さんが、発泡スチロールで作った白い家を背負い、日本各地を移動して生活した記録がつづられた1冊。
どんなふうにこの家で生活をしていたのか。家の構造の詳細も掲載されているので、これを読めば「自分も家を作ってみたい!」と言いだすお子さんもいるかも!?
なんと村上さんは、この小さな家を背負って韓国やスウェーデンにも行ったというのだから驚きです!
子どもと一緒に楽しい秘密基地あそびを!
憧れがいっぱい詰まった秘密基地! そこに決まった形はなく、自由に楽しんでいいんだなと感じます。
子どもにはぜひともわくわく感を味わってほしい!
また新たに秘密基地絵本を見つけ次第、このブログも更新していきたいと思っています。
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