みなさま「ゲームブック」ってご存知ですか?
読み進めていると「右の道を行く場合は7ページへ」「左の道を行く場合は10ページへ」など選択肢が提示され、どちらかを選んでそのページをめくり、物語を進めていく本です。
そこからまた読み進めると分岐点があり、選択肢によってはゴールまで辿り着いたり、場合によっては途中でゲームオーバーになったりします。
私も子どもの頃に遊んだことがあります
そんなゲームブックの中で、幼児から楽しむことができる「ゲーム絵本」というシリーズが登場しました。
しかもこのゲーム絵本、従来のゲームブックの問題点が改善され、幼児や低学年のお子さんでも安心して読み進められます。
絵本の中で子どもと一緒に冒険を楽しめるのはうれしい!
ゲーム絵本とゲームブックの違いについて、またゲーム絵本の魅力についてご紹介します。
ゲーム絵本「ドラゴンをさがしに」について
ゲーム絵本「ドラゴンをさがしに」は、ゲームブックのようにページをめくって物語を読み進めながら、選択肢によってお話が枝分かれしていく絵本です。
時に誰かに出会い、時にアイテムをゲットしながら、ドラゴンをさがしに行きます。
こちらの60秒のプロモーションビデオを見ると、物語のイメージがわかります。
ゲーム絵本「ドラゴンをさがしに」のポイント
ページが選択肢にあわせて3分割する
従来のゲームブックのデメリットは、選択によってページが行ったり来たりして、そのたびに該当ページをめくるのが大変だということがあります。
話が進んでいるのかどうかわかりにくいし、だんだん面倒になってしまうことも…
その点、ゲーム絵本「ドラゴンをさがしに」は、進む道を選ぶ場合はページが3分割しているので、スムーズに物語を読み進めることができます。
この写真では真ん中の道を選びました!
あとはこのまま、3分割のうち選んだページをめくっていくだけです。しばらく進むとまた分岐点があるので、そこであらためて3分割のうちどこかの道を選ぶことになります。その繰り返しです。
ページは厚紙で、真ん中はリング状になっているので、小さいお子さんでもめくりやすい仕様です。
ディスクをまわしてアイテムを管理
物語を進めていくうちに、「地図」や「なわ」などのアイテムをゲットすることがあります。
一方、失敗してダメージを負ってしまうこともあります。
今、自分が何のアイテムを持っていて、何回ダメージを受けたのか、小さいお子さんがすべて把握して覚えているのはなかなか難しいものがあります。
覚えることに必死になって、物語を素直に楽しめなくなってしまう!
ところがこのゲーム絵本「ドラゴンをさがしに」だと、4枚のディスクが記憶代わりになるので、物語にだけ没頭することができます。
こんなふうに本の4つの角にそれぞれディスクがあり、くるくると回せるようになっています。
たとえば物語の中で「なわ」をゲットしたら、こんなふうにディスクを回して「なわ」を表示させることができます。
ページの中に「みどりのディスクをなわにあわせる」としっかり明記されているので、ディスクを回し忘れるということはありません。
同様にダメージを受けた場合は、別のディスクを回して絆創膏を表示させ、ダメージ回数がわかるようになっています。
冒険に出かける主人公は3人で、どの主人公で旅をするのか自分で選ぶことができます。
選んだ主人公もディスクでずっと表示されているので、物語の途中で「あれ?どれだっけ?」と迷うことはありません。
主人公によって、「〇〇でこの道を通った時は何もなかったけれど、△△でこの道を通ったらアイテムをゲットした!」など、選択した道での物語が変わっていくので、さらに何度でも物語を楽しめるようになっています。
わくわくする冒険と幼児に安心の内容
絵本の表紙にはこんな1文が記されています。
「ちいさなきみが ヒーローになる ものがたり」
自分の選択で結末が変化していくドキドキとわくわく感は、まさに大冒険!
タイトルの通り、「ドラゴンをさがしに行く」という物語ですが、決してドラゴンを退治したり捕まえに行くわけではありません。「ドラゴンを迎えに行く(仲良くなる)」というのが目的です。
また物語の中で、選択によっては主人公がダメージを受ける場面もありますが、血が出るような傷ではなく、ぶつけたり転んだり「いたたたた」程度のものです。ダメージを表す表示も絆創膏なので、幼いお子さんが恐怖を感じるような内容ではありません。
従来のゲームブックでは、選択によっては途中でゲームオーバーになることもありますが、このゲーム絵本「ドラゴンをさがしに」は、どんな選択をしてもすべての道がエンディングまで辿り着きますし、ドラゴンも主人公も命を落とすようなことはありません。
大冒険を楽しみながらも、小さいお子さんが安心して読めるような内容になっています!
ゲーム絵本シリーズの紹介
こちらのゲーム絵本は、現在、3種類が発行されています。
ドラゴンをさがしに行く「ドラゴンをさがしに」、宇宙船フォボスに乗ってロボット族のビーボを助けに行く「フォボスのほしめぐり」、遠い昔に海に沈んだアトランティスに眠るお宝をさがす「アトランティスのはっけん」の3種類です。
お子さんの興味にあわせてどうぞ!
ゲーム絵本で冒険の旅に出かけよう!
家の中で冒険を楽しめるゲーム絵本シリーズ。選択によって物語が変わっていくので、何度でも繰り返し楽しむことができます。
また子どもが「自分で考えて、自分で選択する」という経験にもなります。
実生活だとどうしても「それは危険だからダメ」と大人がストップをかけてしまうことでも、絵本の中ならどの選択をしても自由!
我が子たちは、小2&5歳の兄弟で「こっちにしよう」「あっちにしよう」と物語を楽しんでいます。
ぜひご家族で大冒険の旅に出かけてみてください。
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