
「小さい頃から世界のさまざまな文化に触れてほしい」
そう思っても、家族で海外に足を運ぶのはなかなか難しいという現実も。
そんな時に役立つのは、世界の図鑑や絵本!
「情報がわかりやすくまとまっているもの」「読んでいてクスッと笑ってしまうもの」など世界の絵本もさまざま。
オススメの「世界の絵本」「世界の図鑑」をご紹介します!

子どもと一緒に楽しむ万博の下調べや、帰宅後の復習にもぴったり!
万博にもオススメ!世界の絵本・世界の図鑑
世界の図鑑
世界へのDOORー世界の国々イラストマップー
すべての国を地図&イラストで1カ国見開き1ページで紹介!

すべての国が見開き1ページで登場するのは本当にンスゴイ!
人口などの統計資料・国旗の由来・世界地図の中でどの場所なのか・その国の「こんにちは」の言葉など、基本情報はもちろん、「そうだったのか!」というトリビアまで情報満載!

情報はいっぱいだけど、イラストが可愛くて、読みやすい!子どもと一緒に読むのにちょうどいいボリュームでオススメ!
世界の国ぐに
「世界へのDOOR」と同じく、主要国だけでなくすべての国がそれぞれ紹介されている図鑑。「イラストよりも写真のほうがわかりやすい!」という方はこちらがオススメ!
「アジアの麺の歴史」「コーヒーはエチオピアから広まった」などコラム的なページもおもしろい。

その国を代表する1枚写真がどーんと載っているので、「この国はこういう感じ!」というのが一目でわかりやすい!
マップス 新・世界図絵
世界の絵本といえば大定番&大人気なのがこちらの「マップス」!
地域ごとの地図のうえに、その国を紹介するさまざまな可愛いイラストが掲載されているのが特徴。眺めているだけで記憶に残り、幼児からオススメの世界地図絵本です。

ポーランドの絵本作家が3年かけて描き上げたという1冊!
るるぶ 地図でよくわかる 世界の国大百科
旅行雑誌「るるぶ」が手掛けた世界紹介本で、佐藤ママ推薦ということも話題になった1冊!
世界MAPと称して、「世界の美術館」や「世界のグルメ」を、まるで旅行誌のような楽しい誌面で紹介してくれているところは、さすがるるぶ! 読んでいるだけでワクワクしてきます。

各国紹介ページにクイズや「名物グルメベスト3」があるのも楽しい!
めくって学べる せかいの図鑑
学研の「めくって学べる図鑑」シリーズの1冊!
ポイントはやっぱり、子どもが夢中になる「窓開け」の装丁! 建物の絵をめくってみると、バレエの公演が行われていたり、何が起きるのかとめくってみると、衛兵の交代があったり。
ただ絵を眺めるだけよりも、子どもの記憶に残りやすいのがオススメ!

ひらがな多め、ふりがな付きで、小さいお子さんでも読みやすい図鑑!
そうだったのか!国の名前由来ずかん
国の名前の由来が丸ごとわかる図鑑!
1枚目のアジア地図には、国の上に「大きな川」や「日が出る方角」や「右」など、国名のかわりに由来をどーんと掲載! そして次のページには答えの国名が書かれ、さらに詳しい解説が続くという流れ。
インパクト大でおもしろく、あっという間に由来を覚えてしまいそうな図鑑です。

ちなみに「大きな川」はインド、「日が出る方角」は日本、そして「右」はイエメン!イスラム教聖地のメッカから南を見ると右側にあたるため、「右」が由来なんだそう。
世界のともだちシリーズ
世界のともだち
世界の国を「ともだち」の暮らしから紹介するシリーズ。これまで1期から3期まで、全36の国の子どもたちが登場します。36国目はウズベキスタン。
学校の様子、家の様子、食べ物や街の様子などを、たくさんの写真と「ともだち」の1日から紹介してくれるので、世界の国をリアルに感じられます。

知っているつもりでいた国も、子どもの1日を通して見ると、学校の様子など知らなかったことがいっぱい!
世界の絵本
世界とであうえほん
語りかけ口調で世界のさまざまな文化を紹介してくれる絵本。文字少なめで絵がとても可愛いので、読み聞かせにもぴったりな1冊!
食べ物や服装など基本的な話のほかに、「オシャレの仕方の違い」「仕草の違い」など、大人も「へー!」と思える情報がいっぱい!

Amazonでレビュー数153件、☆4.5という高評価の絵本です!
ようこそみんなの世界へ 世界中の子どもたち、ばんざい!
「世界とであうえほん」と同様、世界のさまざまな文化を紹介してくれる絵本。
「それぞれの国のペット」や「学校に行く時の服装」、「国によって違う動物の鳴き声」など、「世界とであうえほん」とは違うポイントの情報も多いので、2冊一緒に楽しむのがオススメ!

とある国では、野生で暮らすハリネズミをペットにすると知ってびっくり!
はがぬけたらどうするの?
「歯が抜けた時の行動」から、世界の文化の違いを知ることができる絵本。
「外に投げる」「妖精がくる」「枕の下に入れる」という定番の行動のほかに、「妖精ではなくウサギがくる」「金メッキにしてイヤリングにする」「パンに入れて犬に食べさせる」など驚きの風習も!

同じ「投げる」という行動でも、その時に口にする呪文が違うのも面白い!
世界の国からいただきます
「マップス」の作者による世界の食べ物の絵本。世界26カ国の食文化が詳しく紹介されます。
料理の紹介だけでなく、「食文化の変化と歴史的な背景」や「宗教とのかかわり」なども。カシューナッツがどのような植物で、どのようになっていたのか知った時はびっくり!

レシピが載っている料理も! 実際に作るかどうかは別としても、レシピがあると「こうやって作られているのか」とわかりやすいです。
そんなわけで国旗つくっちゃいましたえほん
国旗の由来をわかりやすく紹介してくれる絵本。
「なるほど」と納得する由来もあれば、「え!?そんな由来で!?」とびっくりする国旗も! イラスト多めで文字少なめなので、お子さんにもわかりやすく、視覚的に覚えられます。

ページの中に隠れている「探し絵」も楽しい!
地球のことを教えてあげる
宇宙から来た訪問者に地球のことを紹介する、という内容の絵本。
各国の詳しい情報が掲載されているわけではありませんが、「おしえてあげる」という内容を通して、地球上の多様性を感じられる絵本です。詳しい知識の前にまずはここから、お子さんと一緒に読んでほしい1冊。

わかっているようでわかっていなかった多様性について、大人もハッと気づくことが多いオススメの絵本!
コドモエのずかん(パンのずかん おかしのずかん)
「コドモエのずかん」シリーズから、パンのずかん、おかしのずかん。
それぞれさまざまなパンやおかしを紹介している可愛らしい図鑑ですが、そのパンやお菓子が作られている国名が、国旗とともに掲載されているのがポイント。

おかしのずかんのクリスマスケーキのページでは、各国の代表的なクリスマスケーキが登場します!
ライラックどおりのおひるごはん
ライラック通り10番地の建物からは、おいしい匂いが漂ってくる。
トマトソースのにおい、カレーのにおい、バナナの甘いにおい、キッシュの焼けるにおい……そこに住む世界各国15人が、次々に料理を作っていく物語。
簡単なレシピと素材が掲載されているので、ますますにおいのイメージが膨らみます!

図鑑より物語派というお子さんにオススメの1冊!
たくさんのふしぎ 広場に集まる
世界の多くの国々で、街の中心にあるのは「広場」。屋台が集まる広場、お祭りが開かれる広場、子どもたちが遊んでいる広場、人々がゆっくり休んでいる憩いの広場――。
その広場がどうやって使われているのかを見ることで、その土地の文化や暮らしに触れる1冊。

あまり馴染みのない国も登場!写真がいっぱいなので、その国の日常がイメージしやすいところがポイントです。
人と出会う場所 世界の市場
インドの花輪市場、ブルキナファソのつぼ市場、アルバニアの動物市場、東チベットの地元商店――世界各国の市場を紹介する写真絵本。
写真がいっぱいで、現地の人が教えてくれた内容なども紹介され、まさに自分が現地に行って取材しているような気持ちになります。

写真の上にも「この商品は何なのか」「この人は何をしているのか」などの情報が掲載されているので、とてもわかりやすくて楽しい!
世界の市場 おいしい! たのしい! 24のまちでお買いもの
世界12カ国24の市場を紹介する絵本。「人と出会う場所 世界の市場」が写真から現地のイメージが沸く絵本なら、こちらはイラストで、情報がわかりやすくまとまっているのがポイント。
売られている食材のほかに、その市場の見どころや人々の様子、おすすめの食べ物や知っておくと便利な表現など、実際に行ってみたくなる情報がいっぱい!

イラストが可愛らしく、手書きの旅行記のような印象なので、自分も旅している気分になれます
すごいね!みんなの通学路
フィリピン、インドネシア、アメリカ、ガーナ、中国など、世界各国の通学路の様子を紹介する写真絵本。
「え!?そんなところを通っていくの!?」という驚きの通学路も! 誰もが子どもの頃は通った通学路の違いから、国の違い、環境の違い、文化の違いなどを感じることができる1冊です。

写真が多くて文字は少なめ、けれど伝わるものは多い!
世界あちこちゆかいな家めぐり
「屋根がさかさまの家」「みんなで輪になって暮らす家」「えんとつで息をする家」など、世界の愉快な家を紹介!
イラストによる家の中の図解もあるので、外観だけではわからない「そうなっているのか!」がわかります。文と写真は、おもしろい家を探して世界各国を飛び回っている写真家・小松義夫さん。

「人と出会う場所 世界の市場」と同じ写真家さんの絵本です!
家をまもる
こちらも「世界あちこちゆかいな家めぐり」と同じ写真家、小松義夫さんの絵本。
床下の床材をわざとゆるやかに組むことで、地震が来ても壊れない作りになっているインドネシアの家のほか、嵐や洪水、大雪やネズミなど、あらゆる災害から暮らしを守る工夫がこらされた「家」を紹介。

ユニークな家の形から、その土地の地理や歴史にも触れていきます。
世界の児童書・マンガ
そんなわけで国旗つくっちゃいました!図鑑
「そんなわけで国旗つくっちゃいました!えほん!」の単行本版。絵本よりも文字数多めで、掲載国も多く、より国旗の由来がわかる1冊。
文字数の分量的に小学生から読めますし、「1日1国」などルールを設ければ、読み聞かせも充分できると思います。

豆知識や国の基本情報も掲載されているので、図鑑としても活用OK!
マジックツリーハウス
人気の冒険ファンタジーシリーズ。アメリカのペンシルベニア州に住む兄妹が、ふしぎなツリーハウスを発見し、そこからさまざまな場所や時代にタイムスリップするストーリー。
1作目は恐竜時代ですが、世界各国にワープするので、物語を通してその土地の文化や歴史に自然と触れることができます。

現在53巻まで発売!最新刊の舞台はモンゴル!長男はこの本を通して、モンゴルで作られている「馬乳を使った酒」を覚えたようです。
ウソみたいだけど実在する!世界のめちゃスゴい国
イラスト付きで「世界のめちゃスゴい国」を楽しく学べる1冊!
「600年以上女がいない国」「自転車専用の高速道路がある国」「メロンが好きすぎてメロン記念日がある国」など。ウソみたいな祭り、ウソみたいな習慣など、ジャンルに分けて紹介!

ちなみにメロン記念日がある国は、万博のパビリオンでも注目されているトルクメニスタン!
るるぶ!マンガとクイズで楽しく学ぶ!世界の国
日本とかかわりの深い42カ国を、マンガと地図で紹介!
各国の歴史や文化、名産品などがマンガに登場するので、読むだけで自然とその国について学ぶことができます。また復習に最適なクイズがあるのもうれしいポイント!

「るるぶ!マンガとクイズで楽しく学ぶ!」シリーズは「世界の国」以外にもさまざまなジャンルが発行されています。
地政学ボーイズ
主人公はとある会社で働く日本こと「ヒノモト」。「もしも国が擬人化して、ひとつの会社で働いたらどうなるのか」をテーマにした物語で、さまざまな同僚が引き起こすアレコレに、ヒノモトはてんてこまい!?
歴史や時事問題、領土問題などを、コメディーマンガを通して楽しく学べます。

小4長男も私も大好きなシリーズ!
世界の絵本・世界の図鑑で、各国の文化を楽しく学ぼう
それぞれの国ごとの絵本を含めれば、まだまだたくさん存在する世界の絵本!
ぜひ親子でぴったりの世界の絵本、世界の図鑑を見つけて、楽しく世界の文化を学んでもらえたらうれしいなと思います。
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